1. 緒言
前回、アンケート調査により各大学における緩和医療教育の実際を呈示し、大学病院の緩和ケアを考える会より緩和医療教育カリキュラム試案を示したが、今回緩和医療教育を実施している各大学のシラバス他を検討し、授業内容やカリキュラムより現行の緩和医療教育の実態をより克明に捉え、カリキュラム作成を進めた。 2. 方法 カリキュラム作成を下記の手順で進めた。
1) |
緩和医療について5コマ以上の講義を行っている23大学に対してシラバス提示を要請し、各シラバスの内容を分析、検討する。 |
2) |
以下の資料における考え方を参考にしたカリキュラム内容の検討を行う。 ・ホスピス・緩和ケア教育カリキュラム(多職種用) (全国ホスピス・緩和ケア病棟連絡協議会)[文献1] ・パリアティブ・ケアにおける教育 (英国上院、医学倫理に関する特別委員会レポート、1994年) [文献2] ・ホスピス・緩和ケア病棟看護婦教育プログラムについて (ピースハウスホスピス「ホスピスケア基礎知識チェックリスト ~Personal Development Plan~」)[文献3] |
3) |
大学病院の緩和ケアを考える会、教育部会においてカリキュラムを作成する |
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