2014年度 第15期事業報告書 (自:2014年4月1日 至:2015年3月31日)
[概 括]
2014年度は、質の高い調査研究と人材育成事業を柱としつつ、普及・啓発および国際交流を加えた4つの事業領域で16の事業を行った。 調査・研究事業では、非がん疾患の終末期に関する調査を立ち上げた。また、継続して実施している大規模な調査研究「遺族によるホスピス・緩和ケアの質の評価に関する研究」は第3次調査の3年目を迎え実調査が開始された。人材育成事業では、引き続き“Whole Person Careワークショップ”を、札幌、大阪の2箇所で開催し、またカナダMcGill大学よりWhole Person Careの第一人者であるHutchinson先生を招聘しワークショップを開催した。また広報・啓発事業や国際交流事業などの各事業も、計画通りに進められて、ご協力戴いている皆様方に深く感謝する。 以下、個別の事業毎に実施報告の概要を記した。
各事業の活動内容について下記の通りご報告申し上げます。
[事業活動]
1.ホスピス・緩和ケアに関する調査研究事業(公募)
2014年度の調査・研究として公募申請された3件について、事業委員会において審査した結果、次の1件が採択された。(公募制度9年目)なお、公募の本調査研究事業は、2015年度より新しい形式での公募事業として、その対象範囲を拡大して実施する予定である。
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家族・医療者の考える終末期せん妄の治療とケアゴール(患者と家族介護者に取って苦痛が出来るだけ少ない状態)を調査し、終末期せん妄を評価する為の尺度を作成する研究 |
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