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(2011年7月1日~)
事業の紹介
ホスピス財団の2015年度事業の紹介 その2


7.ソーシャルワーカーのための緩和ケアスキルアップセミナー開催事業(公募)

 ホスピス・緩和ケアにおけるソーシャルワーカーの使命である“ホスピス・緩和ケアの患者、家族に貢献できる人材育成”を目的としたセミナーは、財団事業として2006年から継続して実施されていたが、2015年度は、公募事業助成として新たに申請がなされ、事業委員会において審査され採択された。

・テーマ 「地域包括的ケア時代の緩和ケアネットワーク」

・実施予定日:2015年10月下旬

・場所:長野県松本市

・基調講演:佐久総合病院 山本 亮先生(予定)

・ワークショップ講師:福地智巴氏 田村里子氏(予定)


8.ホスピスボランティア研修セミナー

 ホスピス・緩和ケアにおけるボランティアの役割を確認し、そのケアの向上をめざす研修セミナーは2002年以来継続して日本病院ボランティア協会との共催で実施されていたが、2015年度は、公募事業助成として新たに申請がなされ、事業委員会において審査され採択された。

・テーマ「今あらためて知りたいこと、感じること、ホスピスボランティアの想い」

・実施予定日と場所:2015年5月 関西地区(奈良市を予定) 7月 九州地区(熊本市を予定)



9.Whole Person Careワークショップ開催事業

 本ワークショップは2012年より開催され、ホスピス・緩和ケアに従事する医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどのメディカルスタッフの育成を目的としたもので、従来の知識提供型ではなくグループワークショップを通じてWhole Person Careの学びを深めるものである。2015年度も引き続き、本ワークショップを札幌、大阪の2会場で開催予定である。

・実施予定日: 第7回 2015年8月8日(土)  場所:千里ライフサイエンスセンター(豊中市)

        第8回 2015年8月22日(土) 場所:TPK札幌ビジネスセンター

・講師:恒藤 暁氏(大阪大学大学院医学系研究科)

    安田裕子氏(一般社団法人スピリチュアル研究所)

・参加費:賛助会員10,000円 非会員15,000円

・定員:各会場30名



10.グリーフケア研修セミナー開催事業(公募)

 ビリーブメント(死別)とそれに伴うグリーフ(悲嘆)に対する援助は、ホスピス・緩和ケアの領域のみならず、東北大震災という未曽有の災害により大きな社会的関心事となりつつある。しかしながら、ビリーブメント体験についての理解や、死別者への援助手法に関して、我が国での学術的な貢献はまだまだ十分とはいえないのが現状である。財団はスピリチュアルケアへの貢献の一環として、此の分野での基研究から臨床実践までを含めた学術的交流として「グリーフ&ビリーブメント カンファレンスの開催を定期的に実施していたが、2015年度は、公募事業助成として新たに申請がなされ、事業委員会において審査され採択された。

・実施予定日:2016年1月

・場所:関西学院大学梅田キャンパス



11.高齢者介護施設等の看取り教育研修

 2025年問題、すなわち団塊の世代が大量に死を迎える問題により、病院で看取りを行うのは設備的にも財政的も困難で、今後は在宅や老人介護施設での看取りが必要となる。従来、老人介護施設や特養での看取りは避けられることが多く、亡くなる前に病院へ運ばれ、不幸な最期を迎えるということが多いのが現状である。これは介護施設の従事者が、死に遭遇した経験が無い為、病院へ送らざるを得ないことに依っている。今後、看取り教育(Death Education)はホスピス財団が担うべきで事業あると考えられる。上記の理由から、高齢者介護施設を対象にした看取り教育の実施は大切な課題であり、2015年度は、その第一歩として、具体的な研修システムを検討するワーキンググループを形成し、事業化検討を行う。