今月のコラム |
ホスピス財団 理事長
柏木 哲夫
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2024年度をスタートするに当たって
ホスピス財団は2000年に設立され、今年は第25期を迎えました。このように事業が継続できたこと、一重に皆様の暖かいご支援の故と感謝申し上げます。 昨年はCovid19も収まりつつある中、2023年度事業をほぼ予定通り遂行できました。取り分け当財団が力を注いでいる「遺族調査(第5次J-HOPE)」は2年遅れでくスタートされ、またWhole Person Careワークショップと国際セミナーも3年ブランクがありましたが再開できました。 さて、本年度はホスピス財団第25期であると同時に、日本のホスピスケアがOCDP(Organized Care of Dying Patient) として開始されてから50年が経過した記念すべき年でもあります。 私はこれを機に、当財 団の事業の見直しと、今後のあり方を議論すべきと考え、事業を立案する事業委員会へ諮問いたしました。その結果、ホスピスマインドの再確認と啓発と、さらにホスピス・緩和ケアを広く市民の皆様と一緒に考える機会が必要との答申を受け、2024年度事業計画として11事業が立案されました。特に、毎日新聞社との共催で「自分らしい死」とは ~リアルな「最後のプロセス」を学ぶ~」と題してシンポジウをムが実施されますのでご期待ください。また「日本のホスピス50年・・・コンサートと記念講演」と題してこれまでの歩みと、これからのあり方を皆様とご一緒に考えたく思います。 このように本年度も、一人でも多くの方が平安な最期を迎えることができるホスピス・緩和ケアを目指して 事業を遂行したく願っております。引き続き、ご支援をよろしくお願い申し上げます。 |
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ホスピス財団・毎日新聞共催シンポジウムのご案内 | ||||
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第9回 日本 Whole Person Care 研究会 が開催されました | |||||
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ホスピス財団ニュース46号が発行されました | ||||
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ホスピス・緩和ケア白書2024が発行されました | ||||
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映画『明日香に生きる』のご案内 | |||
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『Whole Person Care 教育編』が好評発売中です | |||
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『グリーフと遺族支援のいろは2024』が開校されます | |||
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ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介 | |||
(記事のコピー等をご希望の方はホスピス財団事務局へご連絡ください。) | |||
・赤ひげ大賞に武田医師 ・・・ 親身な地域医療、後進育成 ホスピス財団が後援している映画「明日香に生きる」に登場した武田医師の活躍を紹介した記事。 明日香村の診療所で約5000人の村民の「かかりつけ医」をされ、在宅医・介護にも力を入れている。 カルテには患者さんの趣味や野菜作りに精を出しているなどの情報が記載され、患者さんの生き方を 知ることも大切と力説されている。 (読売新聞 2024/03/16 掲載) |
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・ある訪問診療医が残したもの・・・岡部健医師を忍んで 岡部医師(2012年他界 62歳)は患者が望む医療を模索し、1997年宮城県名取市で在宅緩和ケアの診療所を開設した。訪問診療には医師以外に介護士、作業療法士、鍼灸師など多様なスタッフが必要であるとの信念を持ち「在宅の場では、医者なんて付け足し、飯食ってクソ垂れて寝るという生活の基本を支えるのは介護」と語っていた。2011年の東日本大震災では宗教者と協働で遺族ケアにも拘わり、そこから臨床宗教師の概念が誕生し、「医療と宗教との垣根を取り払い、看取りの文化を取り戻す」と訴えていた。その結果、今では200人を超す臨床宗教師が活躍している。 (毎日新聞 2024/03/24 掲載) |
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・最期はわが家で ・・・医療ルネサンス(6回連載記事) 山梨県北斗市の在宅ホスピス医、川越厚さんが自宅での看取りに取り組んでいる姿を3件の実例を紹介した記事。実際には在宅ケアが難しいと判断された場合でも、最後までしっかりケアしている姿に感動を覚えずにはおられない。 (読売新聞 2024/03/05〜12 連載) |
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・がんとの闘い続く小倉智昭さん ワイドナショーキャスターの小倉さんは2018年にがんを患い、以来闘病生活の苦労などを多くの方に伝えるのも、自分の務めではと思い、今回自らの体験を語られた記事。 (毎日新聞 2024/02/29 夕刊掲載) |
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・対話・共感 医学生の会「Medipathy (メディパシー)」 ・・・患者に教わる病と信頼 医学生にとって大学の講義で患者の話を聞く機会が設けられているが、自分の気持ちを表に出す人は少ないことから、2020年から医学生有志で結成された会。患者さんの話をきちんと聞くことから医師との信頼関係が始まると代表の西尾さん(富山大医学部5回生)は語る。 (毎日新聞 2024/01/22 掲載) |
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