(公財)ホスピス財団 メールマガジン「ホスピス財団便り」 vol.11
   
今月のコラム

アジア太平洋ホスピス緩和ケア会議(APHC2023) 報告
 今回で15回目を迎えるアジア太平洋ホスピス緩和ケア会議(Asia Pacific Hospice Palliative Care Conference :APHC)が10月4日(水)~7日(土)韓国仁川市の松島コンベンシアで開催され、27か国から約1300名が参加された。 当財団は6日に開催されたHinohara Memorial Lectureの助成を行い、演者のDr.Daniel Mundayにより、プライマリケアと緩和ケアの統合についての講演がなされ、まさに日野原先生のご足跡を感じるLectureとなった。
 日本からは10月4日のPreconference workshopで、木澤先生、森 雅紀先生によるResearch forumが開催され、さらに香港、シンガポール、インドネシアに広がったACPのデルファイ研究は、今回口演に選ばれ発表とポスターがResearch forumのブースに提示された。
 Hospice Visitでは4か所の見学が設定され、聖マリア病院を見学した。聖マリア病院は2013年に改築され、院内型ホスピス病棟は、29床(個室5室、4人部屋6室)からなり、明るく、設備、内容とも充実していると感じた。特にBurn outした看護師をケアするためのプログラムと癒しのスペースがあることが印象的であった。
 今後もAPHCが国際交流の場として、日本、アジア、そして世界のホスピス緩和ケアの質向上に貢献できることを願う者である。
ホスピス財団 事務局長
大谷 正身


韓国仁川市の松島コンベンシア
韓国仁川市の松島コンベンシア
  APHC 2023 会場の1シーン
APHC 2023 会場の1シーン


聖マリア病院聖マリア病院   聖マリア病院聖マリア病院   聖マリア病院ホスピス棟
聖マリア病院ホスピス棟


http://www.aphc2023.kr/
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ホスピス財団主催・協賛の研修会、セミナー、出版等のご案内
第6回ホスピス財団国際セミナーが今月開催されます
 
 
第6回ホスピス財団国際セミナーのチラシ    カナダのMcGill大学のWhole Person Careプログラムの責任者であるHutchinson教授をお迎えして国際セミナーを開催いたします。

■テーマ  :Whole Person Careの共育
■大阪会場 :2023年11月18日(土)13:00~17:00
       梅田スカイビル会議室A イーストタワー22階
■東京会場 :2023年11月19日(日)13:30~17:30
       品川インターシティ会議室
■講師   :Tom A. Hutchinson教授(McGill大学医学部) 逐次通訳付
■ファシリテーター:
       恒藤 暁 氏(京都大学医学部附属病院 緩和医療科 教授)
       土屋 静馬 氏(昭和大学 医学教育学講座 准教授)
       三好 智子 氏(岡山大学学術研究院医歯薬学域
               くらしき総合診療医学教育講座 准教授)
■対象者  :医療関係者


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日本死の臨床研究会 年次大会が開催されます
 
 
日本死の臨床研究会のwebサイト画面   ■テーマ  :お遍路の里・四国から 死に学び生を考える~看取りを文化に~
■日 程  :2023年11月25日(土)~ 26(日)
■会 場  :愛媛県県民文化会館
       〒790-0843 愛媛県松山市道後町2丁目5-1 1F

 25日には特別講演『ホスピスのこころ』日本のホスピス50周年記念と題してホスピス財団理事長 柏木哲夫氏が講演されます。
 また、26日にはホスピス財団共催の市民公開講座として、
・トーク&コンサート「看取りから芸術へ」
 演者:智内兄助(洋画家、大会ポスター原画作者)
    智内威雄(左手のピアニスト)が出演されます


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ホスピス財団ニュース45号が発行されました
 
 
『ホスピス財団ニュース45号』の表紙    ホスピス・緩和ケアボランティア研修会の報告 他、財団関連のニュース掲載。



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「ホスピス緩和ケア白書2023」が完成いたしました
 
 
『Whole Person Care教育編』の表紙   「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の概念と実践への取り組み」を特集テーマにホスピス緩和ケア白書2023が完成いたしました。



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映画『明日香に生きる』のご案内
 
 
映画『明日香に生きる』のポスター   ホスピス財団が後援している溝渕正幸監督の映画が全国で順次上映されています。

予告編など 詳細はこちら
https://www.inochi-hospice.com/asuka/
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『Whole Person Care 教育編』が好評発売中です
 
 
『Whole Person Care教育編』の表紙    2016年度に出版した『新たな全人的ケア』(Whole Person Care日本語版)、および2020年度に出版した『Whole Person Care 実践編』(Whole Person Care: Transforming Healthcare 日本語版)に続き、その教育編として『Whole Person Care教育編』(MD-Aware 日本語版)が発売されました。

■ 訳 者:土屋静馬氏、三好智子氏
■ 監 訳:恒藤 暁氏 
■ 出版元:三輪書店
■ 発 売:ホスピス財団
■ 売 価:2000円(税別)


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情報コーナー
 
ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介
 (記事のコピー等をご希望の方はホスピス財団事務局へご連絡ください。)
 
・渋谷から「死」を発信す。・・・滝野隆治の掃苔記
若者のまち東京・渋谷で「死」について考えるイベントが来春企画されている。起業家女性3人が企画し、堆肥葬を考えるイベントや入棺体験などが予定されている。
(毎日新聞 2023/10/22 掲載)
https://beyonders.etic.or.jp/projects/4

・特集 死と生をみつめて ・・・多様な研究
 ο亡き人を見るお迎え体験
お迎え体験の意味や、あの世を証明するのではなく、患者と家族に安心感をもたらすものとして 理解すべきではと提言。
 ο体感時間・・・年を取るほど短く感じる
20代では人生の65%を経過したと感じるデータを紹介。
 οマンガに人生の死生観
マンガ「鬼滅の刃」を取り上げ、死生観を研究している学者を紹介。
 ο生きた証、切り取る遺影
明治時代から遺影は個人の象徴として、また拝む対象として考えられてきた。一方で 生を見つめ直す機会としても捉えられている。
 ο社会貢献 老後を希望に
人生100年時代を迎え、「老年学(ジェトロントロジー)が注目されていることを紹介。 新たな長生きの価値に注目し、健康寿命から「貢献寿命」へ。老後への不安を希望に変え、 長生きを喜べる社会を提言。
(読売新聞 2023/09/24〜21 掲載)

・医療ルネサンス・・・がん患者会 心を癒す
がん闘病中の方や、がんサーバーバーに希望を与えたいとの思いから、様々な形で活動している5団体(農作業、アピアランスケア、歌と踊り、喪失感に寄り添うグリーフケア、民家サロンで第2の実家)を紹介した記事。
(読売新聞 2023/08/28〜09/01 掲載)

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賛助会費納入、寄付に関するお知らせとお願い
2023年6月末でCANPAN決済サービスが終了し、
新しくSyncable(シンカブル)決済サービスに移行いたしました。
CANPAN決済サービス(6月末終了) ⇒ Syncable決済サービス(7月1日~)
Syncableのロゴマーク
   


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〒530-0013 大阪市北区茶屋町2-30
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