新型コロナウイルスに罹患された方々や、この度の水害により生活面等で困難な中におられる方々へ、 心よりお見舞い申し上げます。 また感染症対策に尽力いただいている保健、医療従事者の方々へ、災害復旧にご労されている方々へ 心より感謝申し上げます。 ホスピス財団 理事長 柏木 哲夫
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今月のコラム |
日本 Whole Person Care 研究会 世話人代表
ホスピス財団 事業委員長 恒藤 暁
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第1回日本 Whole Person Care 研究会 「Whole Person Careの ために明日から私たちができること: 新しい医療と医療者教育」 この度、日本Whole Person Care研究会が創設されました。Whole Person Careとは、カナダ・モントリオールにある、有名な伝統あるマギル大学(McGill University)医学部で開発された教育プログラムです。それは知識を必要とする「治療」と知恵を必要とする「癒し」の統合を目指しています。医療従事者が“Whole Person”となり、身心の存在の質が高まれば、困難や苦悩の中にいる患者さんの癒しや成長を促すことが可能になります。マギル大学は、この教育プログラムを医学生や医療従事者に提供し、国際Whole Person Care学会の開催やInternational Journal of Whole Person Care(学術誌)を定期的に発刊しています。 第1回研究会は、8月1日にオンラインで開催されました。参加者は、医師、看護師、薬剤師など医療従事者、教育関係者、学生など多岐にわたり約120名でした。設立趣旨が説明された後、昭和大学 医学教育学講座/内科の土屋静馬先生が、「Whole Person Careのために明日からできること」について講演をしました。土屋先生は、これまでの臨床経験とマギル大学医学部への留学体験を語られました。その後、総合討論が行われ、熱心に討議がなされました。*1 ホスピス財団は、2012年より事業の柱の一つとしてWhole Person Careの啓発・普及に取り組んでいます。また、『新たな全人的ケア:医療と教育のパラダイムシフト』と『Whole Person Care実践編:医療AI時代に心を調え、心を開き、心を込める』の二冊を翻訳出版した他、Whole Person Careの国際セミナーやワークショップを開催しています。 今後、日本Whole Person Care研究会はホスピス財団と密に連携を図りながら、Whole Person Careの更なる普及・啓発の活動を進めて参ります。次回の第2回日本Whole Person Care研究会は、11月28日午後にオンラインで開催される予定です。参加を希望される方はホスピス財団までお問い合わせ下さい。 *1:講演内容は近日中にホスピス財団ホームページで公開予定です。
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ホスピス財団 20周年記念講演会 | |||||
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Whole Person Care ワークショップ2020 | ||||
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ホスピス財団 第4回国際セミナー | ||||
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『 Whole Person Care 実践編 』 ー医療 AI 時代に心を調え、心を開き、心を込めるーが発刊されました | |||||
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J-HOPE4が発行されました | |||
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第20期事業報告書が発行されました | |||
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『新たな全人的ケア・・医療と教育のパラダイムシフト』 好評発売中 |
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情報コーナー |
第1回 日本 Whole Person Care 研究会が開催されました | ||
今月のコラムでも紹介されましたが、このたび、日本 Whole Person Care 研究会が発足し、8月1日に第1回 研究会がオンライン(ZOOM)にて開催されました。 研究会での講演録は、近日中にホスピス財団のホームページで公開されます。 |
コロナ新時代への動画メッセージ(日本死の臨床研究会主催)が公開されています | ||
今年の日本死の臨床年次大会は延期となりましたが、中橋・井上両大会長と世話人代表の髙宮よりの動画メッセージに加えて、特別講演として、ホスピス財団理事長の柏木哲夫氏の興味深い動画講演が紹介されていますので是非、ご覧ください。 | ||
特別講演 「コロナと距離~人と人との距離」 日本死の臨床研究会顧問 柏木哲夫氏 “患者にはその日その日の距離がある。” 川柳:柏木哲夫氏 |
ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介 |
・がんは新陳代謝の代償・・・Dr.中川の“がんの秘密” 人間の体内で、がん細胞が発生するメカニズムを、細胞分裂による新陳代謝が大きく影響していることを解説した興味深い記事。なぜ心臓にとがんが発生しないかは、心臓細胞は殆ど細胞分裂しないことによるとのこと。 (毎日新聞 2020/07/20 掲載) |
・医療現場を想像する コロナ禍の中で、病院の医師、看護師は苦悩している。一人の看護師のLINEを通して、その壮絶な日々を紹介しつつ、医療現場の苦悩と行動を考えることを提言した記事。 (毎日新聞 2020/07/19 掲載) |
・コロナ死、投げかける課題 コロナ禍による死は、「さよなら」を言えぬ葛藤や、差別・偏見の危機を生んでいると、柳田邦男氏と、島薗 進氏の両氏が、私たちに与えている課題、今後の在り方について提言している。 (読売新聞 2020/07/03 掲載) |
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