(公財)ホスピス財団 メールマガジン「今月のお便り」 vol.59
今月のコラム

 
木澤 義之氏
左端が筆者
神戸大学医学部附属病院
緩和支持治療科 教授
ホスピス財団事業委員
木澤 義之
   2019年8月2日〜4日の日程でアジア太平洋ホスピス緩和ケアカンファレンスがインドネシアのスラバヤで開催されました。
 日本からは40名あまりの参加者が参加し、ポスター、口演でも多くの発表が行われました。オーストラリアのDavid Currow先生やJosephine Clayton先生、アメリカからはDavid Hui先生などが参加されており、様々な講演を聞くことができたり、ランチやティータイム、そしてMeet the Expertの時間を使って親密に話すことができるアットホームな大会でした。
 ホスピス財団がスポンサーをしているHinohara Memorial Lectureでは、米国での緩和ケア医の草分けとも言える、老年科医のJoanne Lynn先生(SUPPORT研究のひとり、日本ではIllness Trajectoryの提案をされた先生と言われればおわかりになるかもしれません)が素晴らしい講演をされました。緩和ケアを疾患にとらわれず、必要な人が必要なケアを受けられるように、室質の高いエンド・オブ・ライフケアが達成できるようにするためには何をすればいいのか改めて考えるよい機会になりました。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)については多くの企画が用意され、特に韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、日本の7カ国のACPの現状を報告しあって今後の方向性を考えるという意義深いセッションも最終日に行われました。次回のAPHCは2021年11月10−13日まで神戸で開催されます。皆様奮ってご参加ください。
     
   
 
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ホスピス財団主催の研修会のご案内
ホスピス財団 第3回 国際セミナーのご案内 “マインドフルネスに基づく医療の実践” (逐次通訳付)
 
ホスピス財団 第3回 国際セミナーのチラシ    ホスピス財団では、本年も国際セミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちいたします。
まだ間に合います! 申し込みをお急ぎください。

日 時:(1) 2019年9月7日(土) 13:30~18:30
    (2) 2019年9月8日(日) 13:00~18:00
会 場:(1) 品川インターシティホール会議室
    (2) 梅田スカイビル スカイルーム
講 師:Patricia L.Dobkin 先生
    (McGill大学医学部内科学 准教授)
定 員:東京会場と大阪会場にて各々100名
参加費:1000円(資料代)



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ホスピス財団主催の研修会等の開催報告
Whole Person Care ワークショップ
 
 本年度も、8月17日(土)8月18日(日)千里ライフサイエンスセンターにて、 Whole Person Care ワークショップコースⅠ(通算12回目)、コースⅡ(通算3回目)が開催されました。
 忙しい日常を離れて、体験学習やグループワークにより、自分自身を見つめること(自己覚知)自分自身を認めること(自己ケア)、そしてマインドフルネスを全員が体験でき、有意義な時を 持つことができました。


ワークショッの演習風景
ワークショッの演習風景
  コース1に参加された皆さんコースⅠに参加された皆さん   コース2に参加された皆さんコースⅡに参加された皆さん
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お知らせのコーナー
ホスピス緩和ケアフォーラム2020協力医療機関の募集
 
 
ホスピスケアフォーラムin大分のチラシ
2018年度の実施例
   本財団は、市民の方々にもホスピス・緩和ケアへのご理解を深めて戴く目的で、毎年全国各地で開催しておりますが、2020年度ホスピス・緩和ケアフォーラム開催の協力医療機関を募集いたしております。 協力医療機関には開催費用として100万円を支給いたします。 市民公開講座やホスピス・緩和ケア週間のイベントにも活用できます。 ご応募をお待ちいたしております。

 
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2020年度 調査・研究助成募集のご案内
 
 
2020年度 調査・研究助成のご案内    2020年度のホスピス緩和ケアに関する多施設共同研究を募集いたします。

 
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「ホスピス緩和ケア白書2019」が完成しました
 
 
ホスピスケア白書2019の表紙   特集テーマ:「ホスピス緩和ケアにおける看護・・・
                   教育・制度の現状と展望を中心に」
発   行:  青海社  3000円+税
(ホスピス財団賛助会員には無料で配布しております)

 
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ホスピス財団ニュース36号が刊行されました
 
 
ホスピス財団ニュース36号の表紙    ホスピス・緩和ケアフォーラム in 大分の記事など各種ホスピス関連情報などを掲載しています。

 
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『新たな全人的ケア・・医療と教育のパラダイムシフト』 好評発売中
 
新たな全人的ケアの表紙  
 「Whole Person Care:A New Paradigm for 21Century」(Springer 社 2011年)の日本語訳として『新たな全人的ケア:医療と教育のパラダイムシフト』を青海社より全国で発売中です。
 Whole Person Care とはカナダ、マギル大学医学部で開発された、新しいケアの概念であり、従来の考え方を根本的に変えるアプローチです。
 是非、ご一読ください。
 
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情報コーナー
情報コーナー
映画「いのちがいちばん輝く日」が新たにDVDとして販売されました
 
DVD「いのちがいちばん輝く日」のチラシ    ホスピス財団が後援している映画がDVDとして発売されました。
このDVDには、特別対談として柏木哲夫氏と細井 順氏の対談が収録されています。

 
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ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介
 
・本田美奈子さんを思う
2005年、急性骨髄性白血病で、9月で開館1年を迎える埼玉県朝霞市の「本田美奈子ミュージアム」には今の多くのファンが訪れている。がんと闘いつつ、声と魂で訴えた愛と平和は多くの人々に感動を与え続けている。
(毎日新聞 2019/08/22 掲載)

・乳がん体験を語り継ぐ
中京テレビの恩田千佐子アナは自身の乳がん体験を、元読売テレビの清水健アナ(現フリーキャ スター)は妻が進行性乳がんで29歳で亡くなった体験を語り継いていることを紹介した記事。
(読売新聞 2019/08/16 掲載)

・和紙照明で気持ちを楽に「ライトテラピー」
照明デザイナーの橋田裕司さんが、明かりで心を癒すというコンセプトで、介護や医療の分野で注目を集めていることを紹介した記事。
(読売新聞 2019/08/16 夕刊掲載)

・手探りの緩和ケア・・・6回シリーズ
大分県中津市の中津市民病院の緩和ケアセンターを取材し、一人の患者に焦点を当てつつ今の緩和ケア病棟の抱える課題や矛盾など、問題提起した特集記事。国の方針と現場、患者とのギャップが紹介されている。
(読売新聞 2019/08/8〜16 連載)

 
 
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