(公財)ホスピス財団 メールマガジン「今月のお便り」 vol.50
今月のコラム

 
神田 三嗣 氏
NPO法人大阪活性化推進総研 監事役
ホスピス財団評議員
神田 三嗣
   私は、会社をリタイア後しばらくして、NPO大阪活性化推進総研の創立に参加、以来15年余に亘ってその活動に参加してきました。 当NPOの活動は、中高齢者を対象とした健康維持支援事業と堺市の新しい教育政策「堺・エキスパートキャリア教育」に、様々な分野の専門家を講師として派遣する「先生の出前」事業を2本柱とするものでした。ただ大変残念なことに一昨年堺市の「堺・エキスパートキャリア教育」は、市の政策の変更により無くなりました。
 現在は、超高齢化社会を迎えた中で、中高齢者がいつまでも健康で、生き生きと元気に生活し、また社会活動にも参加できるよう中高齢者の健康づくり支援を目的とした医療講演や落語を楽しむ会、ウオーキングの会、ゴルフを楽しむ会、俳句・川柳を楽しむ会などを開催し、多くの中高齢者との交流を図っています。
 この間、柏木理事長には、2007年に「老いはちっともこわくない」、2010年には「ホスピス緩和ケアが目指すもの」と2度にわたって講演をいただき大変好評を得ました。
 私は、今年傘寿を迎えました。まだまだ気力・体力ともにあるつもりですが、日々の些細な出来事から、これらの衰えを痛感することがあるのは否めません。「人生の最終章」、「晩年」といったことが頭をよぎり、これからのことをふっと考えているときに、大学時代の大変親しい友人から、昨年ノーベル賞を受賞した日系イギリス人作家、カズオ イシグロの小説「The Remains of the Day」の中の次の一節が、メ―ルで送られてきました。
「And all right, you can’t do your job as well as you used to. But it’s the same for all of us, see? ---- All right, so neither of us are exactly in our first flush of youth, but you’ve got to keep looking forward. -----The evening’s the best part of the day. 」
 そうか!!一日で一番よいのは、まさに夕方なのだ。
 これからも元気で、前を向いて頑張ってゆこう。妻とともに美しく、輝く夕暮れ時を楽しむために!!
 駄文にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。私の今の心境の一端ですが、一笑に付していただければ幸いです。
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2019年度 調査・研究助成金のご案内【公募】
 
 本年度も2019年度の調査・研究助成の申込受付をしております。

【助成課題】   ホスピス・緩和ケアに関する質の高い多施設共同研究事業
【助成金額】   1件あたり50~150万円(数件)
 
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ホスピス・緩和ケアフォーラム2019 協力医療機関募集
 
ホスピス・緩和ケアフォーラム2017のチラシ
2017年度の実施例
   本財団は、市民の方々にもホスピス・緩和ケアへのご理解を深めて戴く目的で、毎年全国各地で開催しておりますが、2019年度ホスピス・緩和ケアフォーラム開催の協力医療機関を募集いたしております。
協力医療機関には開催費用として100万円を支給いたします。
市民公開講座やホスピス・緩和ケア週間のイベントにも活用できます。
ご応募をお待ちいたしております。



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Whole Person Careワークショップが開催されました
 
 本年度もWhole Person Careワークショップ コースⅠ、コースⅡが2日間に亘って行われました。
参加の皆様からは、“新しい気づきが得られた”、“自分自身を見つめることができた”、“癒された” 等の感想をいただきました。

    ■ 日 時:コースⅠ 2018年8月4日(土)9:30~19:30
          コースⅡ 2018年8月5日(日)9:00~18:00
    ■ 会 場:千里ライフサイエンスセンター
    ■ 講 師:恒藤 暁氏(京都大学大学院医学研究科)
          安田祐子氏(中京学院大学)
    ■ 参加者:コースⅠ 22名   コースⅡ 21名
 
WPCの様子   講師の恒藤 暁講師の先生、安田祐子先生とコース(1)に参加された受講生の皆さん   講師の恒藤 暁講師の先生、安田祐子先生とコース(2)に参加された受講生の皆さん
 
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「ホスピス・緩和ケアに関する意識調査2018年」が発行されました
 
ホスピス・緩和ケアに緩和ケアに関する意識調査2018年の表紙

ホスピス・緩和ケアに緩和ケアに関する意識調査2018年ダイジェスト版の表紙
   過去3回実施されてきましたが、この度6年振りに、4回目が実施され、報告書が発行されました。
終末期医療に関して、数々の興味深いデータが掲載されていますので、是非ご覧ください。
 ダイジェスト版『余命が限られた場合、どのような医療を受け、どのような最期を過ごしたいか』も掲載されています。

 
 
 
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第18期事業報告書が出来上がりました
 
第18期事業報告書チラシの表紙    2017年度は19事業が実施されました。


 
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ホスピス財団が後援する新しい映画「四万十・・いのちの仕舞い」が、公開上映されています
 
映画「四万十・・いのちの仕舞い」チラシの表紙    高知県四万十川の美しい四季を背景に、地域に根ざした診療をされている小笠原 望医師と患者の方々との心暖まる交流がドキュメンタリーで紹介されています。是非ご覧ください。


 
詳細(予告編など)はこちら
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『新たな全人的ケア・・医療と教育のパラダイムシフト』 好評発売中
 
新たな全人的ケアの表紙  
 「Whole Person Care:A New Paradigm for 21Century」(Springer 社 2011年)の日本語訳として『新たな全人的ケア:医療と教育のパラダイムシフト』を青海社より全国で発売中です。
 Whole Person Care とはカナダ、マギル大学医学部で開発された、新しいケアの概念であり、従来の考え方を根本的に変えるアプローチです。
 是非、ご一読ください。
 
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情報コーナー
 
ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介
 
・がんサーバイバー運動で3500km歩く
日本対がん協会会長の垣添忠生氏が、がん経験者支援の大切さを訴えるために、全国縦断がんサーバ イバー支援ウォークを行い、3500kmを踏破され、その体験と「歩く」ことの意味を綴られたコラム。
(読売新聞 2018/8/19 掲載)

・介護医療院が今年度から始まる
医師が常駐して医療と介護を同時に提供する介護保険施設「介護医療院」が始まったが、その枠組みや、内容、現状などを取材して紹介した記事。
(毎日新聞 2018/8/15 掲載)

・ジャンボ機墜落事故当時の日航社員がホスピスボランティア活動
1985年の日航ジャンボ機墜落事故で、遺族の世話係をしていた社員が、定年後「人の生と死」についてホスピスボランティア養成講座を受講し、ボランティア活動を行っていることを紹介した記事。
(毎日新聞 2018/8/10 夕刊掲載)

・治療とお金のこれから ・・・論点スペシャル
シリーズ記事「いのちの値段」の11回連載が終わり、3名の論者が、日本の医療、とくにガン治療に関して、人間学も視点に入れて考えるべきことなどを提言した記事。
(読売新聞 2018/7/25 掲載)

・がん専門病院 ・・・「医療ルネッサンス」5回シリーズ記事
がん患者やがんサーバイバーが抱える様々な悩みや相談に、全国のがん専門病院が適切に対応していることを紹介した記事。
(読売新聞 2018/7/19〜25 連載)
 
 
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