今月のコラム |
昭和大学医学部 専任講師 ホスピス財団 事業委員 高宮 有介 |
第20回日本緩和医療学会学術大会の絵と音楽 今年、第20回日本緩和医療学会学術大会の大会長として、企画・運営に携わり、盛会のうちに幕を閉じることができました。講演やシンポジウムの内容で高い評価を頂きましたが、これは支えてくれた組織委員会の発案によるものが大きく、心から感謝しています。 ポスター・チラシ、ホームページで使用した絵は、絵本作家の葉祥明氏にお願いしました。この10年間、医学生への講義の講師を務めて頂いています。緩和ケアの理念、テーマの「夢をかなえる」、大会開催地の横浜のイメージを、作品にして頂きました。地球に夢を宿した虹がかかり、緩和ケアを世界に発信しています。海には、カモメが列をなして飛び、20年の時間の流れを表し、白いヨットは横浜の象徴です。全体的に優しさが広がり、癒しを感じる絵となりました。 もう一つ、心を込めたかったのは音楽でした。第18回大会より、講演やシンポジウムの前に流れる音楽が緊張感を和らげてくれました。大会のオリジナル曲を創れないかと考えていた時に、平井堅や絢香に楽曲を提供している作曲家に出会いました。昨年、NHKのドラマの医療監修をする機会があり、そのドラマの打ち上げがご縁でした。オリジナル曲の創作がトントン拍子で決まりました。 作曲家に緩和ケアの熱い講義を聞いて頂き、歌手選びを経て、楽曲が出来上がりました。彼が中学時代に父親をがんで亡くしていました。父親は全てを知っており、中学生時代、彼自身も病院に寝泊まりし、親子の濃密な時間を過ごせたそうです。その時の思いを楽曲に注いでくれました。 患者側。医療者側。どのどちらでもない神というか、第3の立場。それぞれに曲を創ったそうですが、しっくり来なかった時、急に降って湧いたのが、どの立ち位置でもない、今回の曲でした。詞を徳永英明などに提供している作詞家にお願いし、完成したのが、Calm the lightです。 動画は、昭和大学の医学生が1カ月足らずで作成してくれました。最初の作品は、お見せできるものではなく、懇親会で流せればいいなあと思っていました。ところが、大会長講演の前日に配信されてきた作品は完成度が高く、全会場で流すことにしました。今大会の参加者が、何度も目と耳で感じて頂いた「Calm the light」が完成した舞台裏です。 記念すべき第20回日本緩和医療学会学術大会は、人との出会いやご縁抜きには語れません。 |
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『旅立ちのとき・・寄りそうあなたへのガイドブック・・』が発行されました。 |
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第7・8回Whole Person Care ワークショップが開催されました | |||
好評のWhole Person Careワークショップが3年目を迎え、本年度も大阪と札幌で開催されました。 (第1回~第8回は同じ内容です)
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ソーシャルワーカーのため為の実践セミナー研修会 | ||||||
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2016年度 事業助成募集のご案内 | |||||||||
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ホスピス・緩和ケアフォーラム2016 協力医療機関募集 | |||||||||
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ホスピス財団ニュース 28号が発行されました | ||||||
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個人賛助会費と一般寄附が、オンライン(クレジット決済)でも支払いが出来るようになりました | ||||
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ホスピス財団の新パンフレットをお分けしております |
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セミナー関係 | ||||
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ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介 |
・小児病棟へ笑いを届ける「ホスピタル・クラウン」に挑戦した藤田雅子さん(61歳)を紹介した記事 (読売新聞 2015/8/26 掲載) |
・乳がんを経験された看護師が、その経験をいたして認定看護師になされたことを紹介した記事 (毎日新聞 2015/8/21 掲載) |
・オピオイド系鎮痛薬の使い方等に関する意見を紹介した記事 (毎日新聞 2015/8/13 掲載) |
・高齢者への薬の過剰投与の問題点を実例で紹介した、6回シリーズの特集記事 (読売新聞 2015/8/3~10 掲載) |
・最期まで住み慣れた自宅で過ごしたいという希望を叶えるためのサービスを紹介した記事 (読売新聞夕刊 2015/7/7・14 掲載) |
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