今月のコラム |
筑波メディカルセンター 理事・在宅ケア事業長 日本ホスピス緩和ケア協会 理事長 ホスピス財団事業委員 志真 泰夫 |
ホスピスマインドとはなにか 「ホスピスマインド」とはなんでしょうか。Hospiceは、ラテン語の語源hospitiumから派生した英語で、もともとのhospitiumには「客をもてなす」という意味があります。mindは、英和辞典を引くと「記憶が原義で、意識・思考・意志・感情の座としての心、精神」「気質・知力・知性・思考力」と書いてあり、日本語にはない多義性を持つ言葉です。そこで「ホスピスマインド」はこれまで「ホスピスのこころ」という表現がよくされて、「ホスピスマインド」とは「もてなしの心」とわかりやすく説明されました。しかし、「ホスピスのこころ」ではなく、「ホスピスの精神」という表現の仕方もあります。それは、セントクリストーファ・ホスピスにはじまる現代ホスピスの歴史が受け継いできた精神ということになります。この精神は、一言で表現することは出来ませんが、日本語のキーワードは「洞察」「死の過程」そして「救済」とわたしは考えています。シシリー・ソンダースは、「ホスピスの精神」は死を遠ざけたり、否定するのではなく、死の過程は人生の必然的な過程であり、人間的な営みとして捉え洞察し、そのありのままの姿を受け入れ、最後まで支えることだと、述べました(you matter because you are you.)。 今回6月7日につくば市で「第22回日本死の臨床研究会関東甲信越支部大会」と「ホスピス・緩和ケアフォーラム2015 inつくば」を開催します。大会のテーマは「アドバンス・ケア・プランニング:これからのことを話し合う」としました。フォーラムのテーマは「死ぬのはこわい!?」としました。そして、医師であり作家である野の花診療所所長の徳永 進さんにお話をしていただきます。そして、徳永さんを交えたトークショーを木澤義之さん、栗原幸江さん(心理療法士)、わたしで繰り広げたいと考えています。 |
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ホスピス・緩和ケアフォーラム2015 inつくば & 日本死の臨床研究会関東甲信越支部大会 | ||||||||
本年は、第22回日本死の臨床研究会関東甲信越支部大会in 茨城と組み合わされての開催です。 奮ってご参加ください。 |
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ホスピス・緩和ケアボランティア研修会 |
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第7・8回 Whole Person Care ワークショップのご案内 | ||||||
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ホスピス財団ニュース 28号が発行されました | ||||||
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ホスピス財団の2015年度事業の紹介(4回シリーズ) |
その2 |
ホスピス財団の本年度の活動計画が、2月のホスピス財団事業委員会で企画・立案され 3月の理事会にて承認されました。今回は、ホスピス・緩和ケアに関する人材育成事業について その概要をご紹介いたします。 |
●ソーシャルワーカーのための緩和ケアスキルアップセミナー |
●ホスピスボランティア研修セミナー |
●Whole Person Care ワークショップ |
●グリーフケア教育研修 |
●高齢者介護施設等の看取り教育研修 |
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個人賛助会費と一般寄附が、オンライン(クレジット決済)でも支払いが出来るようになりました | ||||
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ホスピス財団の新パンフレットをお分けしております |
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情報コーナー |
新刊紹介 | |||
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ホスピス・緩和ケアに関する新聞記事の紹介 |
・日本医学会総会で少子高齢化に伴う医療の課題が議論されたことを紹介した記事 (読売新聞 2015/4/19 掲載) |
・2017年から新たに導入される「総合診療専門医」を紹介した記事 (読売新聞 2015/4/4・19 掲載) |
・人生相談記事・・・・「最愛の夫を失った喪失感から抜け出せない」 (毎日新聞 2015/4/17 掲載) |
・鎌田 寛先生の連載シリーズで、野菜を食べてがんによる死亡減を提唱した記事 (毎日新聞 2015/4/14 掲載) |
・在宅医療拠点の大型化が進むが、地域差があることを紹介した記事 (読売新聞 2015/4/12 掲載) |
・人材不足の為、
介護福祉士や保育士などの資格を一本化する動きがあることを紹介した記事 (毎日新聞 2015/4/11 掲載) |
・自らの子宮頸がんの体験をもとに、中高生にがんの講演会活動をしている女性を紹介した記事 (毎日新聞 2015/4/9 掲載) |
・地域包括ケアシステムとしての新しい試みとして「屋根のない特養」 を紹介した記事
(毎日新聞 2015/4/8 掲載) |
・新しい治療形態として注目されている混合診療を分かりやすく解説した記事
(読売新聞 2015/3/31 掲載) |
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